「解かる」とは何でしょう?
どのような塾でも指導内容を分かってもらえるように説明することなど当然なのです。ですが最も重要なことはその先にあります。分かっただけでは解かったことになりません。
個別指導をしていて常に耳にする言葉が「あっ、それ知ってる」「もや~っとは覚えてた」ですが、これこそ分かっただけの情報が頭の中で「知識のスープ」になっている状態です。試しにその「知識のスープ」から知識を切り出して言葉にして説明させてみればわかります。まず言葉にならないでしょう。
人は言葉でモノを考えます。言葉を使わずに感情を持つことはできますが、思考を巡らせることは決してできません。ゆえに知識とは言葉で切り出された情報なのです。必然、言葉で説明できない、言葉にならない漠然とした「知識のスープ」は知識とは言えないのです。
そこで当塾の基本スタイルは少人数集団授業なのです。ここでは授業者と生徒が議論します。生徒は自分の考えを説明するために言葉を絞り出し、他の生徒は聞き耳をたてる。人のふり見て或いは安心し、或いは正すのです。 静かな教室などナンセンスです。
別名ソクラテス・メソッド若しくは東大方式といいます。NHKで放送されていた「ハーバード白熱教室」も同様の方式ですね。いいものはみんなに真似されるものです。いや、こちらが本家かな・・・。