学習とは何でしょうか?
「学まなぶ」の語源は「真似まねぶ」。「習」は白い羽毛の鳥の雛が親鳥に倣って羽を広げた象形文字。つまり学習とは真似をすることなんですね。
一つ注意しておく事があります。サルが反省のポーズをしたり九官鳥が「おはよう」と言ったりするのは真似ではなく「象かたどる」。ただ外形を模倣しただけの「象る」と、その本質を理解して同様に振る舞えることである「真似る」は似て非なるものだということ。
先人の知恵をその本質とともに真似ることができれば学習したことになります。つまり指導する上で最も大事なことは生徒に真似をさせてあげること。その点、学習は武道の修練に似ていますね。武道ではまず「型」を守る。守るために何度も反復練習する。そしてその「型」の至らぬところを破り、「型」を離れ自分の道を作る。守・破・離です。またスポーツにも同様のことが言えます。